5月9日(金) 「ロシア起源」(オール・ロビンス・プロ) ニュー・ヨーク・シティ・バレエ Andantino: Meagan Fairchild、Joaquin De Luz Piano Solo: Alan Moverman Opus 19/ The Dreamer: Wendy Whelan、Gonzalo Garcia Violin: Erin Walters Piano Pieces: Antonio Carmena、Sara Mearns & Jared Angle、Abi Stafford & Amar Ramasar、Kaitlyn Gilliand & Stephen Hanna Pianist: Susan Walters Les Noces: The Bride: Tiler Peck、The Groom: Adam Hendrickson、Matchmakers: Georgina Pazcoguin、Benjamin Millepied
今日の4作品はロシア人作曲家の曲に振付けているので、Russian Rootsのタイトルとしたみたいです。また、一応、ロビンス(本名Jerome Wilson Rabinowitz)は1918年、ニューヨークのJewish Hospitalで、ロシア系ユダヤ人の両親の下、生まれています。6歳の夏、ロシアの父親の故郷に、母親に連れていってもらったことがあり、良い思い出になっていたという事実もあるそうです。 ただ、ロビンス自身は、自分がロシア系であるということをどれほど意識していたのでしょう?ユダヤ人であることの意識は強烈で、West Side Storyも、最初の案では、Mariaをユダヤ系の設定にしようと考えていたと聞いたことはありますが。
Andantino (1981) チャイコフスキー ピアノ協奏曲第一番第2楽章 振付が曲調に良くあったPDDで、Fairchildと De Luzの息の合い方もばっちりでした。ただ、それ以上の感想はありません。自分でも驚くくらい、記憶に残っていません。
Opus 19/ The Dreamer(1979) プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第一番 もともとはバリシニコフに振付けられた作品ですが、彼のテクニックを見せ付けるような場面はそれほどありませんでした。見せ場は、男性よりも、女性主役、それより群舞の方にある作品のように思います。非常に解釈の微妙な言葉ですが、ロビンスは作品のなかに"community"を作り出すことにいつもこだわっていたとのことです。この作品のメインは、男性主役が昔その中に自分が身を置いていたcommunityを回想する様を、女性とのPDD、男女12人の群舞の踊りを通して表現することにおかれているのではないかと思えました。
Piano Pieces チャイコフスキー チャイコフスキーの15のピアノ小品に振付けられた作品。(多分、小金稼ぎのために)気軽に作曲した、様々なスタイルを織り込んだ短いピアノ作品群に振付けているので、このバレエもあっという間に流れていった作品でした。最初に群舞が登場し、ロシアの農民風踊りを踊ります。その後、ソロとPDDが続き、最後は全員で、これもロシア風の踊りで終わります。